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MLBで活躍する選手の代理人はなぜ儲かる?

MLBで活躍する選手は、在籍球団と交渉する際は代理人を介すようになっています。日本人メジャープレイヤーの先駆けだった野茂さんが移籍した当時は、とある有名監督の義理の息子さんがパイプ役兼代理人として有名でした。しかし、契約金の折り合いがつかず、なかなか交渉が進まないことが多々あったようです。原因は代理人が自分の報酬を上げるために、契約金額を釣り上げた結果によるものだったと言われています。そんな事があったため、代理人は特に日本では怪しげな職業と捉えられてしまいました。

最近では英語を話せる日本人弁護士が、日本人選手の代理人としてMLB球団と交渉することも多いようです。日本でもプロ野球選手が自分で契約交渉をするのではなく、弁護士を代理人に立て交渉するケースが多くなってきています。選手寿命が不安定なプロ野球選手にとって、契約する金額を交渉するのは大変神経を使います。その負担や不安を解消するために、弁護士に交渉を代理してもらうのです。なお、MLBの選手となれば契約金や年俸は桁が上がります。代理人の報酬は10%が相場ですから、当然代理人の弁護士は自分の報酬アップのために頑張ります。勿論一流選手になれば、毎年億単位の報酬が得られるため、MLBの代理人の弁護士達は儲かる仕事と言えるでしょう。