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イチロー選手はMLBの中でもレジェント的存在

日本のプロ野球にて1992年から2000年まで腕を磨いてきたイチロー選手は、2001年にMLBにおけるアメリカ西海岸の強豪、シアトルマリナーズに移籍します。そして、日本で数々の輝かしい記録を打ち立ててきた彼がMLBでどれくらい通用するのかということは、日米両国にて高い関心を集めました。

そんな中、迎えた2001年のファーストシーズンにて、序盤から日本にいた頃と同等の活躍をし、1番ライトのポジションを完全に確保し、1年目は242安打という素晴らしい記録を樹立します。さらに守備でもMLBトップと言ってほどの活躍を見せ、打撃力だけでなく素晴らしい守備能力も併せ持つ彼の総合的な能力の高さにアメリカの人々を驚愕しました。

ハイライトとなったシーズンは2004年で、この年は途中まで不振が続きましたが、シーズン途中に不調を脱するとその後は安打を量産していきます。遂にシーズン終盤には80年以上破られることがなかった257安打というシーズン最多安打記録を抜き去る活躍を見せ、彼はMLBの歴史に残るレジェントとなりました。

さらにすごいのはそこからで、夜遊びはせずに試合後は静養を努める・アスリートとして完璧な食事を行う、など高いプロ意識で40歳を超えてからもMLBにて活躍を続けます。若くて体力がある頃に数シーズン活躍したものの、年をとってからはプロ意識の低さによりあっという間に調子を崩して引退していく選手がMLBには数多く存在してきました。一方、イチロー選手は能力が突出しているだけでなく、プロ意識の塊のような存在で人格にも優れており、模範中の模範といえる存在のため、MLB関係者からは特別扱いを受けています。